平穏、安穏、思考停止

昨日と真逆のこと書きます。笑

組織の中で、
いち歯車として生きるのは、
とてもラクなんだよね。

新しいことを学ばなくてもいいし、
考える必要すらない。
ただ、昨日と同じように、もしくは前回と同じように、目の前のタスクを処理すればいいだけ。
何度か繰り返してれば、意識してカイゼンなんかしなくても、
処理速度は早まるし、ミスや手戻りも減るからそこそこ効率は上がっていくんだよね。
そもそも人間なんて、本能的にラクがしたい生き物なんだし。

ここに、魔物さんがいるんだよね。
その名も『思考停止』。

そんな状態で、
自社の製品が市場で飽和したり、
他社からより優位なモノが出てきたりすると、
急に慌てることになる。
昨日までのやり方がイキナリ通用しなくなるからね。

そうなったらどうするか?
無能な経営者ならなにもできずに市場から撤退させられ、
ちょっと有能な経営者なら、
もっと強引な効率化を自らの組織に要求する。
人を減らしたり、間接部門の仕事を削ったり、
もっとヒドいのは、材料や製品自体の質を落としたり、
経費を減らして売上げを維持するとこで、
なんとか元の利益を維持しようとする。
ムリなんだけどね。
そんな状態になるまでほっといたら、『なにをいまさら』です。

ならば、もっと有能な経営者ならどうするか。
答えはカンタン。
そんな状況にならないように、
常に先手先手を打っていく、のみです。

まぁそれが、カンタンじゃないんだよね。
いわゆる慣性の法則が働く。
ご存知ニュートン先生が発見したアレです。
動いてるものは動き続けようとし、止まってるものは止まり続けようとする。
その組織が大きいければ大きいほど、慣性を打ち破るには大きなエネルギーが必要です。

では、昨日からのまとめ。

大きな組織は、役割を分担したりして効率的に仕事ができるけど、
やり方を変えたり新しいことを始めるのは大変。

小さい組織や個人では、ひとりの人間がいろんな仕事をしなくちゃなんないし、そういう能力や野心を持たない人には厳しい。

はてさて、どっちが正解でしょう?